SBがVodafone買収、Yahooはポータルに

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060317-00000019-imp-sci


いよいよその時が来た。
業界にいる者として、現在、参入している会社の一員として、このニュースは大きい。


各携帯キャリアにコンテンツを提供している者として、Vodafoneはそう参入は難しくないが、マーケットパワーの無いプラットホームであった。
端末の品揃えの統一感も無く、コンテンツへのコミットも低く、ただ流れに任せて通話やメールの定額を垂れ流すだけで、はっきり言って魅力は少なかった。いつも優先順位は少なかった。


コンテンツを提供する者として、Docomoは圧倒的なパワーを持っているが、しかし、新規参入障壁の圧倒的に高いプラットホームであった。しかし、コンテンツを提供するためのプラットホームは一番整っており、自由度が高く、かつユーザフレンドリーである。


一方KDDIはコンテンツを提供する者として、最もコンテンツに力を入れているプラットホームとして一番魅力的であった。
当初の参入障壁も低く、公平さがあった。
コンテンツのプラットホームとしても非常に整備されているし、魅力的なプラットホームとして進化し続けている。
しかし、昨今はこのKDDIも新規コンテンツの投入に対して障壁が高くなってきている。飽和状態になる前に、プラットホームの質を維持するために選別を初めている。
しかし、KDDIは今後を考えてもやはり無視できない。


最後にソフトバンクに関してだが、これはやってくれるのではないかという期待が俺には高い。
既にあるYahooサービスとの連携やYahooIDと行ったPC資産やソフトバンクの既に持っている映像などの資産との連携も考えると、ポテンシャルはむちゃくちゃ高い。
少なくとも今のVodafoneよりは絶対に良くなるはず。
今より、より一層コンテンツとデータ通信よりに振れるはずである。


望むべくは、ソフトバンクモバイルは自社のコンテンツやYahooで顧客を囲い込むような事ばかりせずに、コンテンツ提供業者の参入機会を多く広げるような方針をとってほしい。


いずれにせよ、PC側とモバイルのコンテンツ連携等、面白いプラットホームになりそうな予感。


案外11月のナンバーポータビリティー以降は、俺の持っている携帯はyahooのロゴが入っている者になっているかも。
会社のメインもソフトバンクになってたりすると面白いな。