エディタ中毒

プログラマは道具にこだわる、という訳じゃないが、昔からエディタは中毒の傾向はあった。
本当はすごいプログラマほど道具にこだわらないだと思うが。


Macのエディタも結構色々ある。
僕が実際のプロジェクトでばりばり書いたことのあるエディタは二つ。


まずは「CotEditor」。

  • フリーなのがまず良し。
  • シンプルかつ充分な機能を持っている。
  • PythonJavaScriptシンタックスハイライティングに対応。
  • 補完機能もあり。(シンタックスから拾ってきた単語とEmacsの動的補完(?)の様な感じ)

このエディタは実際に最近のプロジェクトでガシガシ使いました。
ほんとシンプルなエディタでちょっとかゆい所に手が届く感じがいい。
難点はタブ形式じゃないので、プログラムしているうちにウィンドウがいっぱいになって苦痛。
emacsみたいにバッファで切り替えてとか自由に上下分割してその中身をガシガシ入れ替えてくってのができないみたい。
あとシンプルな割にはちょいと動作が軽快でないのが残念。


次に「TextMate」。

  • 有料ですがちゃんと39ユーロ払ってます。
  • 有料なだけあってプログラマ向けの細かい機能満載
    • paste previousとかpaste from History!!
    • 選択でcurrent scopeとか
    • 各言語用のひな形とBundles
    • 関数毎の折りたたみ
    • 選択した部分をそのインタプリタで実行
  • その文シンプルに使うには覚える事が多すぎ。
  • 未だ日本語に正式対応してない。(Ver2から本格対応らしい。今はHetimaさんのおかげでなんとか日本語使えてます。)
  • なのでメニューやヘルプが英語なので直感的でない。

このエディタもプロジェクト初期の頃にガシガシ使っていたのですが、後半、シンプルなCotEditorに取って代わられました。
シンプルなエディタとEclipseVisual Studio等の統合開発環境の中間位の機能なんだと思います。
プロジェクト機能があるので、それを使うとタブで開いたファイルを管理できます。


その他本格的には使っていないんだけど入れているエディタは多々アリ。


JeditX
これも有料なんだけど、ちゃんと金払ってます。
これの存在理由は何といっても複数ファイルの横断的検索と置き換え(要はfind & grep & sed
どちらかというとシンプルなエディタというよりはWordの様なリッチテキストエディットが売り。
昔からmacでHTMLタグ打ちする人はよく使っていたエディタですね。
これもキビキビしていいエディタなんですが、プログラマ向けのきめ細かい機能が足りないのと入力補完がないこと。
これも、Ver2の所で解消されるということ。
早速Ver2のβ版をインストールしたのですが、補完機能はちょっとん物足りなし。
でもPythonとかJavaScriptはちゃんとシンタックスカラーリングされます。
Ver2からはタブ形式にも対応する予定。


「Text Wrangler
これは入れてるだけであまり使った事がない。
Cocoaでないのがペケ。


「Sumltron」
これは最近入れて結構びっくりしたエディタ。

  • フリーかつオープンソースなのは「CotEditor」と同じ。
  • シンタックスカラーリングは広範囲な言語に及びそれはTextMateなみ。
  • 入力補完もばっちり(ばっちりすぎていらない単語まで補完してくるので、多少改良調整は必要)。
  • タブ形式が基本形なのは他のどのエディタにも無い事。
  • Cocoaできれいなのは基本。(デザイン的にはプログラマにはかわいすぎるアイコンだが。。)
  • 複数ファイルの検索と置き換えが可能でJeditXとおなじ。
  • ちゃんと日本語ローカライズされてる!

これは結構すごいエディタを知らなかったんではないか。
あとは細かい使い勝手を使いながら確かめていこう。


ということで、有料のJeditXTextMateの次ヴァージョンに期待しつつ、
メインはフリーのCotとSumltronを使いながらメインを決めていく事になりそう。


エディタって難しいですね。
機能がアリ過ぎでも使わなかったりするし。
ようは気が利いた機能が手癖になっているってエディタが一番いいわけで、
優劣という物でもないような気がする。