ASP.NET

完全LAMP派の俺だけど、ASP.NETも知っておかなきゃ批判する資格は無いと、ちょうどVS2005が出て、中にはExpressとか言う無料版も出して結構MS本気ね、見たいな所もあり、ここ最近ネットで情報を調べたり、書籍を買ったりしている。


書籍に関して言うと、まだほとんどの書籍がVS2003向けでVS2005の新機能やASP.NET2.0の機能向上を含めた感じでの書籍はあまり無い。
ASP.NET2.0関連だと、グリット関係のコンポーネントでDBのと連携が向上していてコードの記述を大幅に少なくした形で連携が出来たりするらしい。


他にも僕の一番の関心事は、モバイル(特に携帯電話)向けのコンテンツ構築に関してどれだけの進化が組み込まれたかと言うことである。
はっきり言って、今までのASP.NETでコンシューマ向けの商用の携帯サイトを作るのは簡単でなかったようだ。ようだ、と言うのは俺が作ったことが無いので、作った人の話を聞く限りでは、だ。
まず、モバイル用のサーバコントロールが貧弱で拡張性が無いと言うこと。
それに対してきめ細かい変更や追加等をするには、コンポーネントのクラスを継承して新たにコンポーネントを作ればよいのだろうけど、結構これもかったるい。
簡単に開発者の生産性をグッとアップさせるはずのVSがこれでは本末転倒である。


と言うことで、俺はいままでPerlPHPが中心だったわけだが、まだ、今現在の状況だと、そこからASP.NETに切り替える動機は全く起こらない。
俺の仕事はWebでもモバイルでも、直コンシューマ向けの品物なので、きめ細かい制御とかいろんなブラウザにきめ細かく対応できるようなものでなければ、全く意味が無い。
確かに書籍等のサンプルを見てると、こんなに簡単にデータベースとコンテンツの連携がドラッグアンドドロップで出来ますよ、とか、コードを一切書きませんでしたとか、そんなのが多いのだが、実際にはイントラの業務システムをそういったもので作るには効率が良いのだろうが、俺のような仕事の領域だと、もっと自由なカスタマイズ性が保障された開発環境でないと話にならない。
フレームワークの中だと非常に安心で楽チンなのだが、一度その領域から外れたことをしないとならないと、桁違いに難しい調査や試行やコーディング等が必要になる、と言うことでは、高額な金をだして高生産性開発ツールを買う意味は無い。
まあ、確かにもっとASP.NET2.0に関して情報を探らないといけないけど、情報が出揃うにはもっと時間がかかるでしょう。


しかし、たまたま、買った書籍のサンプルコードがVB.NETだったんだけど、一時間ほど見ていたら吐き気がしてきました。
なんか生理的に受け付けられない。。。
C#は今回2.0になってよりすばらしいものになっていると思うけど、VB.NETはどうもね。。。


追記:
ネット調べてたらこんなのもあった。


http://www.atmarkit.co.jp/fdotnet/index/bbs/dir131.html


ここの開発者達の生の携帯コンテンツ開発のASP.NETで作ることの苦闘を見ていると、いやー、やっぱりまだ使えないね。
ASP.NET2.0でもほとんど改善されてないみたいだし。


ここに書かれて悩んでいることって、perlとかPHPで普段開発している人間からすると。????って事ばかりだものね。
そんなことで苦労してるの?って感じ。


まあ、日本の携帯環境が世界的に見て異常なんでしょうな。
アメリカ主体(と言うか日本以外のグローバル)の感覚だとモバイルコントロールに関しては現状で満足と。


これは日本のMSKKががんばって何とかしなければならん部分なんじゃないでしょうか。


日本の携帯環境もXHTMLCSSと言う標準に3キャリアとも統合されてきているということもあるし。
日本に特化されたモバイルコントロールが無料でみんなに配布されるような状況をMSKKでもいいし、ASP.NET開発者有志でもいいのだが、何とかしていかないと、どうしようもない感じですな。