Google Desktop検索を入れてみた

遅ればせながら日本語版も出たということで入れてみた。
当然、仕事のマシン2台*1へ。


インストールとその後のインデックス作成は以外に早かった。
PCのアイドルの時にインデックスを作成するのだが、ちょっとほっとくとHDDがガリガリ言い出してインデックスを作成しているのがわかった。


30〜40分でインデックス作成が終わったあと、常駐している検索窓から早速検索を試す。デフォルトブラウザが立ち上がり、検索結果を表示する。まるでWebをGoogleで検索している感覚と変わらない。なるほど、ローカルホストで検索専用のWebサーバを特定ポートで立ち上げて常駐しているわけね。


今日はまったく時間が無くて、検索の使用感を良くチェックすることはできなかったが、たった短い間でいくつかの感想を抱いてしまった。

ファイルやフォルダで階層的に管理するというパラダイムの変換

  • 僕はUNIXっ子なんで、やはりディレクトリ構成を綿密に組んで、意味性を持たせてすべてを階層的に管理するほうです。その他、皆やるようにファイル名の規則性とかも気を使いながら、こっちで情報を整理して取り出しやすくする工夫をします。よくWindowsのデスクトップをファイルやフォルダアイコンで一杯にしている人がいますが、僕のデスクトップにはほとんどそれらはありません。
  • ところが、このGoogleの検索機能をつかうと、それらがあまり意味を持たなくなるのではないかと思わせる感覚が芽生えてきます。つまり、ひとつの大きなディレクトリにすべてのいろんな種類のファイルを一緒に置いてしまったとしても、目的のファイルを探したいときはGoogleの検索テクノロジーで意図も簡単にその目的ファイルを探し出せてしまうのではないかという、変な期待感があります。必死でディレクトリで情報管理をしなくてももういいんだというような。
  • これはgmailでもいえることで、今、僕は複数のMLのメールをgmailで管理してますが、まったくフォルダ振り分けとかしてません。そうしなくても必要なときに検索で必要な情報を取り出すことができるのではないかという期待があるからです。


ローカルデスクトップとインターネット上のリソースの境目の希薄化

  • まさにGoogleデスクトップ検索インターフェイス感は、Webを検索しているのとローカルを検索していることの違いがほとんどありません。また、Webを検索するときも、ローカルの検索結果を付け足して表示してくれます。
  • gmailの時も感じたのですが、これからは情報がローカルにあるのか、向こう側(ネットワークの)にあるのかが、あまり重要性がなくなってくる感覚を感じさせます。チラッと得た情報だと、今後この検索の拡張として、ネット上のgmailの検索結果等も一緒にマージして表示できるようにもできそうなことが書いてありました。
  • 人々はそんなに情報の物理的位置を考えることなく、また、整理することも無く、ただ、単一のインターフェイスで自分の求める情報を取り出すことができるような感覚。



さて、このGoogleデスクトップ検索はそれほどすばらしいものなのだろうか。
来週以降じっくりと仕事に使いながら、その真偽を探っていこうと思う。


ちなみに家のPCには入れません。なぜって検索するような情報が無いからです。すべて手を伸ばせば手が届く位置にあるような感じなので。



*1:頻繁に使うノートと開発機のデスクトップ