しつけ再考::クレート購入
先週一週間、アレックスが非常にわがままになりました。良かれと思ってリビングで放し飼いの時間を多くしたのですが、ゲージに入れると不満で暴れるようになり、しかも、リビングに出すとだれかれかまわず噛み付くといった感じです。
これはいけません。特に噛み付くときは結構興奮しているので、何か問題があるのでしょう。
そこで自分のしつけを再考してみることにしました。
そのときに出会ったのがこの本。
藤井聡の 犬がどんどん飼い主を好きになる本 (SEISHUN SUPER BOOKS)
- 作者: 藤井聡
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2004/01/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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特に印象的なのは、しつけがうまくいっていないのは、犬と飼い主の「主従関係」の構築がうまくいっていない。その根源には犬の側の心理の理解が良くできていないということ、また、犬の「分離不安」からくるストレスに関してよく書かれています。
私もまずはこの本の指導に従い、しつけを改善していくことにしました。
まず、この本から私のしつけで間違っていたことは、アレックスの住処であるゲージが透け透けで広すぎるということでした。広すぎる上にゲージの中でトイレを置いているのは間違っていたということです。これは犬を買った某ショップの指導に従ったのですが、広めのゲージを用意し、その中にベッドとトイレを設置するというものです。
著者いわく、これはショップの3点買い上げ商法としては都合が良いが、犬の本来の習性から考えるに理にかなっていないとの事です。
まずは広すぎるゲージですが、犬は本来野生では外敵が入れないように山なんかに自分が入れるほどの狭い横穴をほってそこで生活していたとの事です。だから本来広すぎるスペースや周りが見えすぎて、逆に言うとみられやすいスペースは犬にとって安心できるスペースにはならないとの事です。
また、そんな狭いスペースには本来トイレはなく、また、犬は元来清潔好きなので寝床がトイレで汚れるのは望まなく、しかも、外敵に自分のにおいを悟られないために、寝床からなるべく離れたところにトイレをする習性があるとの事です。
これらのことから下記の方針を私と妻は考えました。
- リビングでの自由奔放な「放し飼い」は止める
- 論理的に居住空間を下記の三つに分離する。
- 安心してゆっくりと休み、逃げ込むことのできる「ハウス」
- トイレと水があり、食事のできて遊ぶことのできるスペース
- 飼い主と特別にふれあう事のできるスペース
- 上記を実現するために下記を実行
- 「ハウス」としてゲージをやめクレートを購入
- 今までのゲージにトイレがあるスペースは自由に彼が遊べるスペースとして規定、おもちゃも入れておく
- 今までのリビングは一日に数回「タッチング」や「ホールドスチール」を行うために使う。それ以外はリビングに放し飼いしない。
ということで、クレートを買いました。
バリケンネルの#300くらいがちょうど良いと思ってましたが、結構実物を見ると大きい感じ。子犬のアレックスにはもう少し小さく狭いものが良いと思い、安かったのでこれにしました。ゴールデンはすぐに大きくなりますが、その時々の大きさにあったハウスを用意してやるのもひとつの考え方の思います。
まだワクチン三回目が終わらず散歩にいけないので、本格的に遊んでやることができませんが、本来リビングは遊び場であってはいけませんし、リビングでの放し飼いは止めます。
散歩できるようになればそこで運動させ、遊ぶことができますし、家では上記の「タッチング」「ホールドスチール」等で犬と飼い主との親密度・信頼度のアップを図ることもできるのです。
これから一週間、アレックスがどんな風にストレスが無くなるか、逆にストレスが増すのかみていくつもりです。それは行動を見ていればわかるので。